ひろゆきさんとの「児童養護施設へのPC配り企画」を終えて。
プロジェクトに10名の参加、約5,000万円分のPCを寄付
2ちゃんねるの開設者として、さらに最近ではYotuberとしても高い知名度を誇るひろゆきさんこと西村博之さん立案の「児童養護施設にPCを無償で配ろうプロジェクト」が無事に終了しました。→プロジェクト結果報告ページ
ボクもこの企画に一口乗らせていただきましたが、それもひろゆきさんと前澤さんのSNS上のやり取りを見ていたのがきっかけです。
ひろゆきさんと前澤さんがコラボで寄付活動を行うという企画が立ち上がりかけましたが、その手法としてひろゆきさんが提案する「児童養護施設へのPC配布」では折り合いがつかず、話がまとまらない状況を見ていた際に、ボクからひろゆきさんに「児童養護施設への寄付であればボクがお金を出すので一緒にやりたい」旨をお伝えして参加をさせていただきました。
最終的にはひろゆきさんとボク意外にも、大塚雄三さんや葬儀社の杉浦本店さん、テスタさんにマウスコンピューターの高島勇二さん、三崎優太(青汁王子)さんにソフトウェアエンジニアのよしひこさんさん、その他匿名の二名の方の計10名と多くの方が参加され、最終的には約5,000万円の寄付が集まり、96の児童養護施設に対して323台を無償で送らせて頂くという形になりました。
なぜ企画に参加したのか?
当初はひろゆきさんと前澤さんで500万円づつ、計1,000万円の寄付で企画が進む予定でした。その話が頓挫となれば企画がそのものが無くなってしまうと当時は思っていたので、ボクが500万円を出すことで1,000万円分のPCが配布できるという「非常に効果的」な企画だと考えました。
実際にはボクがひろゆきさんに連絡をしなくても企画は変わらず進んだとは思うのですが、当時は500+500の1000万円で進む企画という認識だったので、このチャンスを逃すまいと即効で連絡をして今に至ります。
ボクはこれまで議員という仕事をする中で、子供たちの教育環境にPCは必要不可欠であり、IT知識や技術の習得は今後の日本経済を左右する学びだと考えているので、これまでも議場でその必要性を徹底して訴えてきました。
だけど、税金だから「子供にお金を使え」と言うのは無責任です。本当に必要だと思うのならば身銭だって切れるはずです。むしろここでモデルケースが生まれることで行政に対する後押しになればボク的にもありがたい話なので、今回の企画は配布が終わってからが特に重要だと考えています。
なぜ500万円ものお金を出せたのか?
今回の寄付企画に参加してからというもの、あちこちで「寄付依頼」が殺到するようになりました。500万円という金額はインパクトありますし、他にもたんまり貯めこんでいるというイメージを持たれたのかもしれません。
確かに500万円というお金は大金ですが、ぶっちゃけた話、このコロナ禍において議員の活動範囲は縮小傾向にあります。
これまでであれば地域や団体の会合、研修や夜のお付き合い等々がありました。しかし、そのほとんどが中止か縮小、またはオンライン開催となっており、はっきり言って今の議員活動ではお金をあまり使わない状態にあります。
しかし、コロナ禍であっても議員の報酬はほとんど変わりませんので、これまで通りの報酬をいただいておりますが、どうせ使わないお金なので期末報酬(ボーナス)の二年分(4回分)全額をこの企画に寄付させていただきました。
ちなみにコロナ禍で議員報酬削減を訴えている地方議員もいますが、報酬削減は条例を改正しないと下げることができないので非常に高いハードルがあります。議会の過半数を賛同させるよりも、自身が必要と思う政策に関する活動に寄付する方が手っ取り早いし効果的なので、議員報酬削減派の地方議員にはこのやり方をおススメします。
議員による寄付行為は公職選挙法第199条の2で禁止されていますが、これは当該選挙区(要するに自分が立候補した、または立候補するであろう地域)に限定される話であり、それ以外なら公選法に抵触しないと解釈されています。
と言ったわけで、議員はコロナ禍でも報酬が減らない→だけど活動は大きく縮小→お金が手元に残る→それなら効果的な使い方をしよう、という考えに至りました。
ひろゆきさんの仕事に触れての雑感
先述したように議員である以上公選法を順守しなくてはなりません。そのため、企画に参加する際にひろゆきさんにはボクが寄付する分のPCは川越市を避けてもらうようお願いをさせてもらいました。
それもあり、施設の割り振りではひろゆきさんにひと手間かけさせてしまったのですが、「あ、大丈夫ですよー」の一言で対応していただき非常に感謝しています、、、
その他、今回参加してよかったことはひろゆきさんとのやり取りの際、その仕事っぷりが垣間見えたことです。
とにかく仕事が早い。そして情報が必要最低限で一目で理解できるように提示される。
企画を行うにあたり、概要書の作成から募集まであっという間に進み、多くの方に周知することができたのは一つ一つの作業にスピード感あってのことだと思います。
そして、日頃「細かいことや面倒くさいことは苦手だから人任せ」と公言するひろゆきさんですが、見積もりからリスト作成などのまさに「面倒くさい作業」を一人でまとめて仕上げてくれたことなど、ひろゆきさんの基準で言うところの「細かいことや面倒くさいこと」はボクらの考えるそれとは違うのかなぁなんてことも思いました。(分担するよりもひろゆきさん一人で取り組んだ方が早いということもあるのかもしれませんが)
などなど一旦ではありますが、ひろゆきさんの仕事術に触れられたのは非常に貴重な体験でした。
とは言えPC配って終わりではなく、この活動から日本中で「子供はみんなパソコンに触れられて当たり前じゃん」という価値観を持つためには引き続きの発信も必要です。そのあたりは行政目線も含めてボクができることをやっていきたいと思います。
最後に、ひろゆきさん初めご協力いただいた皆さん、お疲れさまでした。
今回の企画が子供たちの成長のひとつのきっかけになることを切に願っております。
※2021年に続き、2022年もパソコン配布の為の寄付に参加をさせていただきました。(2022年は100万円)
明ヶ戸亮太(あけど亮太)
1981年生まれ:前 川越市議会議員(三期)・広告会社代表取締役・ICTコンサルタント・ファイナンシャルプランナー / JAPAN MENSA会員 / フィジーカー(APF大会、アスリートモデル部門優勝)・現在、埼玉県議会議員選挙に向け川越市より準備中
マルチタスク・ラボ
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著書:マルチタスク思考
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※川越市のプロフィール(川越市HPより抜粋)
川越市は、埼玉県の中央部よりやや南部、武蔵野台地の東北端に位置し、109.13平方キロメートルの面積と35万人を超える人口を有する都市です。
遠く古代より交通の要衝、入間地域の政治の中心として発展してきた川越は、平安時代には桓武平氏の流れをくむ武蔵武士の河越氏が館を構え勢力を伸ばしました。室町時代には、河越城を築城した太田道真・道灌父子の活躍により、扇谷上杉氏(おうぎがやつうえすぎし)が関東での政治・経済・文化の一端を担うとともに、河越の繁栄を築きました。江戸時代には江戸の北の守りとともに舟運を利用した物資の集積地として重要視されました。
大正11年には埼玉県内で初めて市制を施行し、昭和30年には隣接する9村を合併し現在の市域となり、平成15年には埼玉県内で初めて中核市に移行しました。
川越市は、都心から30キロメートルの首都圏に位置するベッドタウンでありながら、商品作物などを生産する近郊農業、交通の利便性を生かした流通業、伝統に培われた商工業、豊かな歴史と文化を資源とする観光など、充実した都市機能を有しています。現在も、埼玉県南西部地域の中心都市として発展を続けています。
市内エリア:本庁管内、芳野地区、古谷地区、南古谷地区、高階地区、福原地区、山田地区、名細地区、霞ケ関地区、霞ケ関北地区、大東地区、川鶴地区
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