【初心者向け】中学生でもわかる統一地方選挙
2023年4月には全国で行われる統一地方選挙
いよいよ来月に行われる統一地方選挙。
ここで改めて統一地方選挙について基礎の基礎から解説しましょう。
まず、統一地方選挙とは、日本の地方議員や首長などを選ぶ選挙のことを言います。
通常は4年に1度実施され、次回は2023年4月に実施される予定ですが、この期間以外にも地方選挙が行われるケースもあります。
それは、任期途中に何かしらの原因で議会が解散、または首長が辞職をした自治体であり、基本的には地方自治体の選挙はこの統一地方選挙で実施されます。※首長とは、市町村長、区長、府知事、県知事など、地方自治体のトップにあたる人のことを言います。
地方政治は地方自治体、いわゆる都道府県や市区町村が、それぞれの自治体の政策を決定して行政を行っています。
そのため、地方自治体のトップである首長や地方議員が有権者から選ばれることで、生活に密接した政策や行政が行われることが期待されていますが、逆を言えば、
有権者が選挙に参加をしなければそれだけ生活からかけ離れた政治都合の政治が行われる危険性もはらんでいます。
嘆かれる低投票率
そして、選挙は「投票」という形で行われます。
有権者は、期日前また投票日に指定の投票所にて投票することができます。
ここで気を付けなくてはいけないのが、期日前投票と投票日での投票所が異なるケースがあることです。投票所は学校や市民センターなどの公的機関で実施されることが多いのですが、投票日前の期日前投票期間は通常業務が行われているため、投票を行うことはできません。要注意です。
統一地方選挙では、投票率が非常に大切です。
投票率とは、有権者の中から実際に投票に行った人の割合のことを言いますが、近年では低投票率が危惧されています。先述したように投票率が高くなれば有権者の生活に密接した政治が期待されますが、投票率が低くなれば政治都合の政治が行われます。
投票率を上げるためには、陳腐な言い方かもしれませんが有権者が政治や選挙に対して関心を持ち、投票に行くことが大切です。頑張りましょう。
また、選挙期間中には、各候補者が選挙運動を行います。
選挙運動とは、有権者に対して自分の政策や考え方をアピールすることであり、候補者はポスターやビラ、街頭演説などを通じて、自分の政策を訴えます。
この間は選挙カーなど大きな音で迷惑をかけてしまうのですが、4年間の行政の在り方を決める大事な選挙です。どうか大目に見ていただければ幸いです。。。
選挙のルール
そんな選挙にもルールがあります。
例えば、選挙期間中には、候補者は街頭で演説をすることができますが、
選挙カーでは演説は禁じられています。
そのことからも選挙カーでは名前の連呼が常套手段となってしまい、有権者に政策を訴える機会が減ってしまうことが懸念されます。
また、選挙期間中には、指定の掲示板以外に候補者の名前の記載があるポスター掲示(よく街中に貼ってあるアレ)や、ビラの配布が禁止されています。
これらのルールを守ることが、選挙運動の健全な運営につながり、ひいては不正の上に成り立つ政治からの脱却になります。有権者の方も厳しい目でチェックしてください。
まとめ
統一地方選挙においては、投票権を持たない18歳以下の子どもたちも重要な立場にあります。
まだ選挙権を持っていない子どもでも、将来的には有権者として投票を行うことになります。
同時に、子どもたちだって身近な地域の問題について考え、意見を出すことができます。
子どもたちが、地域の問題に対して関心を持ち、積極的に参加することで、地域の未来を担う人材として自覚をすることは10年後の日本にとって大きな希望となります。
その為には、選挙や候補者に関する情報を正確に把握することも重要です。
候補者の政策や考え方を理解するために、インターネットや新聞、テレビなど、様々なメディアを活用することができますが、
選挙に関する情報は、偏向したものや誤ったものもあるため、自分で情報を確認し、判断する力を持つことが必要です。
統一地方選挙は、地方自治体のトップであったりその首長と対峙して議論する人物を選出する重要な選挙であり、有権者が積極的に関心を持ち、自分たちが選んだ議員に自分の意見を反映させることが可能となります。
仮に選挙に行かなかったとしても、次の4年後に向けて誰でもいいから議員と接触をして、政治と生活を紐づける経験をしてもらうことも大事と考えています。選挙って難しいという気持ちもわかるので。
最後に、子どもたちも地域の未来について考え、積極的に参加することができます。(選挙運動には参加できませんが)
政治や選挙に関する情報を多角的に仕入れ、考える。政治は議員だけで動かすものではありません。
有権者が議員を厳しく監視することも政治を動かすうえで非常に重要な役割となります。
その為にもLet’s vote!
明ヶ戸亮太(あけど亮太)
1981年生まれ:前 川越市議会議員(三期)・広告会社代表取締役・ICTコンサルタント・ファイナンシャルプランナー / JAPAN MENSA会員 / フィジーカー(APF大会、アスリートモデル部門優勝)・現在、埼玉県議会議員選挙に向け川越市より準備中
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著書:マルチタスク思考
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※川越市のプロフィール(川越市HPより抜粋)
川越市は、埼玉県の中央部よりやや南部、武蔵野台地の東北端に位置し、109.13平方キロメートルの面積と35万人を超える人口を有する都市です。
遠く古代より交通の要衝、入間地域の政治の中心として発展してきた川越は、平安時代には桓武平氏の流れをくむ武蔵武士の河越氏が館を構え勢力を伸ばしました。室町時代には、河越城を築城した太田道真・道灌父子の活躍により、扇谷上杉氏(おうぎがやつうえすぎし)が関東での政治・経済・文化の一端を担うとともに、河越の繁栄を築きました。江戸時代には江戸の北の守りとともに舟運を利用した物資の集積地として重要視されました。
大正11年には埼玉県内で初めて市制を施行し、昭和30年には隣接する9村を合併し現在の市域となり、平成15年には埼玉県内で初めて中核市に移行しました。
川越市は、都心から30キロメートルの首都圏に位置するベッドタウンでありながら、商品作物などを生産する近郊農業、交通の利便性を生かした流通業、伝統に培われた商工業、豊かな歴史と文化を資源とする観光など、充実した都市機能を有しています。現在も、埼玉県南西部地域の中心都市として発展を続けています。
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