【不適切発言】本多議員が立憲民主党を離党か?
本多議員の不適切発言から二ヶ月が経過
5月の立憲民主党内会議で本多議員が「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」と発言したことが波紋を呼んだことは記憶に新しいかと思います。
この発言を受けて、立憲民主党が本多議員を離党処分するのではないかと報道するメディアがちらほらと出てきました。
まだ立憲民主党のホームページには本多議員の紹介が掲載されていますが、今後の動向を注視したいと思います。
と、そんなマニュアル的な話はさておき、今回の報道で気になった表現があったので解説したいと思います。
与党派でも野党派でもないけど、この判断は野党として一つのスジは通した形になりますね。
— あけど亮太🟢川越市議会議員(無所属)×経営者🏋🏻♂️(AKD3.0) (@akd_r) July 8, 2021
野党としてのスジを通せば与党にも厳しい批判ができるし、スジの通った批判は与党を強くするので、立憲の判断は日本の政治として良い判断だと思います。https://t.co/n3FBtFtb64
そもそも離党とはなに?
今回の表現で違和感を感じたもの、それは「除名」ではなく「離党」であることです。
ざっくりいうと、「除名」とは政党による采配で所属議員をクビにすること。対して「離党」は所属議員の判断で政党を離れることを指します。
例えば、政党支持率がガタ落ちの政党などは選挙直前に所属議員の離党ラッシュが行われることがあります。近年では2017年に民進党から立憲民主党に多くの議員が流れ込んだことを記憶している方も多いのではないでしょうか。
そして除名について。除名とは不祥事を起こした議員に対して政党から下される処分のひとつです。まさに今回のケースは除名処分に該当する内容ですが、何故か立憲民主党は除名処分ではなく離党勧告どまりとなることが予想されています。
もし実際に本多議員への処分が除名ではなく離党勧告となれば、汚名を残さないという意味で本多議員の立場を守るための判断であると評価されることは間違いありません。
与党は野党の厳しい指摘や追及があって成長するものです。その為に野党は与党以上に自らを律することができる議員でなくてはいけません。
今回の一件はあまりにも遅く緩い対応になることが予想されていますが、それでは与党に対する厳しい指摘も周囲の人間からは「まずは自分のところからでしょ」といった冷めた目で見られてしまいます。
立憲民主党には「自らを律する」その姿勢を示していただきたいものです。
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明ヶ戸亮太(あけど亮太):経営者×市議会議員
現在40歳:川越市議会議員(現在三期目)・広告会社代表取締役・ICTコンサルタント・FPのマルチタスク / JAPAN MENSA会員
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